ヒトは、キーパーKとスプレッダーSのどちらかである。
キーパーKは、ウイルスに感染するが発症しないか軽度で留まる。キーパーKはウイルスに感染するが、他人には移さない。感染していないキーパーKをK+、感染していないキーパーKをKーと表す。
スプレッダーSは感染すると発症する。S+は感染して発症していない状態、(S+)を感染して発症した状態、S-は感染していないスプレッダーを表す。
ケース1
①S+がK-と濃厚接触:感染者未検出ゆえゼロ
②S+が(S+)となることで感染検出:感染者数1
③S+はK-に濃厚接触して移すK→K+:PCR検査で判明:感染者数2
これが、現在東京で多くの無症状感染者を出しているパターン
ケース2
①S+がS-と濃厚接触:感染者数0
②S+が(S+)となり感染検出:感染者数1
③S+はS-に濃厚接触して移すS→S+:PCR検査で判明:感染者数2
④③で移されたS+が別の場所で別の人に移す:ケース1と2のどちらかとなる:感染者数は増える
その人がキーパーなのかスプレッダーなのかは個人の免疫力、年齢、遺伝的形質、社会的環境、三蜜対策の度合いなどの要因で決まる。アメリカはスプレッダーの多い国。日本は少ない。タイはもっと少ない。
スプレッダーの多い国では感染拡大の速度が速く、スプレッダーが少ない国は感染拡大の速度が小さい。
スプレッダーの多い医療機関はクラスター化し、スプレッダーが少ない医療機関はクラスターにはなりにくい。
スプレッダーとキーパーに分かれるといったが、実際には中間もいるかもしれない。しかし、純粋たるキーパーは移さないのだから、家族の中の高齢者に移すことはない。
あくまで仮説です。こう考えるといろいろなことが説明しやすい。なんらのエビデンスもありません。